Numbersのスプレッドシートに期待して即購入したiWork。まだそんなに使い込んだと言うほどじゃないけれど、簡単に感想など。ちなみにNumbersとPagesしか使う用事がなく、評価の高いキーノートに関しては触ってもいなかったり。
[9月3日追記あり]でたらめなのは俺自身だったり……orz
そもそも仕事柄、それほどオフィススイーツが必須とされる訳でもないのだけれど、ちょっとしたリストや計算に使ったりとか、何かと書類や表が回ってきたりとかで、結局の所、MS Officeが手放せなかった。Excel互換のNumbersがまともに使えれば、毎年アップグレード税が掛かったとしてもOfficeMac版を買うよりはかなりお買い得な筈、と発表早々AppleStoreにてポチ。翌日には配送されて、使い始めて3週間ほど経った訳で、ここらでNumbers限定ファーストインプレッションなど。
正直な所、中途半端だなぁ、と言うのが第一印象。
全体にマウス操作や自動補完系で、全体に初めてこの手のソフトをいじった人が使いやすいように配慮されているとは思う。だから本来の機能の表計算ではなく、作表ソフトとしてはドラッグ主体のUIがなかなか秀逸で、簡単に見栄えのいい表がサクッと作れる。まさにこの辺はAppleの面目躍如って所だろうか。Excelなんかに使い慣れていると、逆になぜこれが(いつものように)出来ないんだ、と思ってしまうけれど、分かってみれば自分の頭の堅さを実感してみたりと言うことがしばしば。灯台下暗しな方法が満載なのだ。
例えばオートフィル。複数のセルに一定条件で値を入力したい場合など、Excelでは、設定ウィンドウを開いていくつかのルールを決めることで操作したけれど、Numbersの場合は最初のセルに値を入れ、そのセルをマウスで広げるようにドラッグすれば、その範囲内でフィルが適用される。もちろん「月」や「円」などの単位も最初のセルに入力することで継承される。ただ、これは若旦那の独り言さん所のコメント欄で教えて頂いて初めて分かった始末で、先述の通り、すっかり頭が堅くなってる自分を実感したり。<追記>これ、コメント欄でOKAMURAさんに指摘されてやってみたら、Excelでも出来ました。orz</追記>
見栄えがいいとは言っても、色々と喰い足らない所も目立つ。例えば罫線の種類は少なく、なぜ二重罫線や飾り罫線がなく、実線と点線系しかないのか首を傾げる。これはPagesにも言えることだけど、巷で良く言われる関数の少なさ以外に、二重打ち消し線がなかったり表面的に見ても選択肢が少ないのが触り始めてすぐ分かる。<追記>フォントパネルを表示すれば二重打ち消し線を入れることは可能。</追記>
それに色の決定やら罫線の設定に使う、メインウィンドウのツールバーフォーマットバー項目のUIもイマイチ。罫線の場所を選択(これは直接セルのラインをクリックでも選択出来るが)し、種類を決め、太さを決めて決定、と言う手順で、すべての項目が分散している印象。Excelでは同じ設定なら選択したセル内で、複数の角度の罫線も連続してクリック1つで設定出来たから、この辺はこっちの方が作業が早いと思う。それにツールバーフォーマットバー項目はウィンドウの外に出ると、本来のFinderや一般的なCocoaアプリなどに使われるUIと違って、ウィンドウを広げる以外に見る手段がない。これはさすがにどうかと思う。ディスプレイが広ければ気にはならないけれど、MacBook程度のサイズでは常に画面一杯に広げていなくてはならず、かなり使い難い。
それにIntelMacに最適化されているのか、PowerPCでは重過ぎるんじゃないかと思う。MacBook C2Dでは比較的実用的なものの、PowerMac G5初期型2GHzDualでは全体にもっさりした触り心地だし、保存時にいちいちレインボーカーソルが回る始末。まあこれは外付けHDDが多すぎる為、毎度ディスクをアイドルから覚ますのに一呼吸掛かってるからかも知れないけれど。
さらに、これはiLifeも同じなのだが、今回発表された一連のiアプリの保存ファイルがなぜかパッケージ方式を取っているのは、一番の不満。メリットが分らないし、もしかしたら重さの一因になってるような気がしてならない。思想としては各役割のファイルを分けて、外から見た場合は1つのものに見えるようにしておこうと言うことだから、時流に乗っ取っているようにも見えるが、これに何のメリットがあるのかはユーザーには実感し難いと思う。これはiWorkよりもiLifeでまさに実感している所なので、また後日、別なエントリで愚痴りたいと思う。
と、あれこれ苦言をたらたら述べてきたけれど、今回の一番の目的は互換性だったので、この部分に関しては満足している。Excelのファイルも今の所は大きな不満なく変換してくれているし、逆に出力に関しても、Excel形式で出力したものがフォントサイズなどに若干の齟齬があるものの、Windowsの相手で特に大きな問題もなく使えているようだ。それに何より、AppleWorksで作ったファイルが難なく開けてExcelユーザーに渡せると言うのは、両刀使いにとっては大きなメリットと言える。その一点だけでも買って良かったと思える買い物なのだが、期待が大きかっただけに“残念な部分”は今後の改善を期待したい。
しかし、リンクシェアのiWorkの項目は、別なソフトの解説(しかもバラバラで)とかがついてて、かなりでたらめなことになってるなぁ……。
Posted by at 06:29
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