N.Y.行きの飛行機の中で観賞。キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックのタイムパラドックス物のラブストーリー。非常に練られたシナリオで唸らされた。(ホテルに着いてネットに繋がってから確認したのだけど、これ「イルマーレ」(←Safariじゃ開けません。おまけに激重!)という韓国映画が原作だったのですね……。でもイルマーレなんて、レストランの名前で一回出てきただけだったような……。邦題変えれば良かったのに。)
吹き替えで観賞。キアヌはおなじみの宮本充さん、サンドラは只今一緒にお仕事してる本田貴子さん。宮本さんは監督デビュー作の時に、非常に親近感を感じながらのお仕事をさせて頂いた。お二方の芝居に魅かれて観始めたようなものだったけど、これがなかなか良く出来ていた。
湖畔の家に引っ越してきたアレックス(キアヌ)は、ポストに以前そこを借りていたと言うケイト(サンドラ)と言う女性の置き手紙を発見する。しかし、その家はずっと空き家だった筈で、ケイトがアレックスの前に住んでいた筈がないのだ。何かの誤解だろうと、同じく自分の家のポストに置き手紙で返信するアレックス。しかし、さらに返信されたケイトからの返事には、彼女の住む時間が2年後だと言う事が告げられていた……。こうして、2006年と2004年の時間を隔て、一つのポストを通じて奇妙な文通が始まる。
少々強引と思える所がなくはないけれど、それでも抑制された2人の芝居と、シンメトリをうまく活用した演出が功を奏し、良い意味で観客を騙す事に成功している。何よりシナリオがうまい。通常この手のストーリーは設定と展開に固執するあまり、キャラクター造形とかドラマが薄っぺらになりがちなのだけど、これはそんなこともなく、2人のそれぞれの生い立ちに絡んだ恋愛観や人生観が、ドラマに深みを与えていた。クライマックスのどんでん返しも伏線が聞いていて、多少無理があっても許してしまう。それにジャックと名付けられた雌犬と言い、細部の設定が実に気が利いていて、心地良い。唯一の不満はキアヌの弟役(役者名?)が、あまり似てなかった事だろうか? まあ、キアヌって顔だちが整いすぎているし、欧米人の割には能面で表情も乏しいから、なかなか似た人を探すのは難しいだろうけど。
ともあれ、ラブストーリー好きの方は是非、大事な人と一緒にご覧になる事をオススメします。寒い夜でも、映画館の帰りはぬくぬくで帰れる事、請け合いですよ。
Posted by at 05:22
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