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2005年06月10日 (金)

CategoryImageミリオンダラー・ベイビー

ミリオンダラー・ベイビー」を観てきました。これに関しては僕なんかではレビューは書けないです。ただ、観て、感じて、考えるしかない映画。あ、ちなみにデートにはお勧めしません......orz(本文はネタバレかも知れないんで注意して下さい)


前作「ミスティック・リバー」の時にも書いた事だけど、イーストウッドと言うのはつくづく観客と言う物を信用してるんだな、と思う。同時にそれは人間に対する愛情とも言えるかも知れない。老獪(と言うと言葉が悪いけれど)な役者だからこそ撮れた映画。人間に対する温かいまなざしを持った映画はたくさんあるけれど、この境地に達した映画は希有だと思う。

物語は「ミスティック・リバー」よりさらに救いがない。しかし、この観賞後に日を置いて「ドスン」と来そうな感覚(決して嫌ではない、暖かみのような物)はなんだろう。同じ救いがない物語にしても、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(ラース・フォン・トリアー監督〜これはこれで個人的には好きではないけど、傑作と思っている映画の1本)なんかとはエライ違いだ。イーストウッドは、救いのないどん底のさらに先に、キリスト教で言う「原罪」とは逆の「性善」のような物を確信しているようにさえ思える。しかも甚だ天然なレベルで。<追記>(あ、でも、マギーの家族の描写なんかはその逆だ。ありのまま捉えた方が良いんだろうなぁ。「性善」は邪推な気がしてきた......)</追記> またまた前回も書いたように、映画の持っている力を見せつけられた感じ。ただ、若干、マギーが勝ち進んでいく様がテンポを重視するあまり、拙速に感じた事は残念。だからこそ「事故」がショッキングでもあるのだが......。好き嫌いで言えば「ミスティック・リバー」の方が好きかも知れません。

多くは語りたくないので、この辺で。ホントはお台場のシネマメディアージュで観る筈が、段取りミスって間に合わず、VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズで観る事に。連れにはちょっと申し分けないことしました。

Posted by at 01:40


▼1年前はこんなこと書いてました...▼