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2003年10月27日 (月)

CategoryImage「ペット」三宅乱丈

ペット」三宅乱丈(ビックコミックスピリッツ11/10号にて連載終了、単行本は現時点で全5巻まで発売済み)が終わってしまった・・・。


最近久しぶりに連載を楽しみに読んでいたマンガ(で且つ、会う人会う人に映像化しようよぉ、とねだっていた作品)なので、終了は残念。特に後半、最終回に至るまでは何か駆け足の印象で、これは打ちきりなのか?と言う疑惑も浮かんだ。

作者の三宅乱丈と言う人は「ぶっせん」と言う週間コミックモーニング連載のギャグマンガがデビューだ。 当初からガンガンに立ったキャラクター、その手前勝手な振る舞い、関係性の描写は秀逸であり、注目していた。残念ながらその後の「北極警備隊」は連載時、何度かつまみ食い(読み)しただけでまとめては読んでいないので、詳しくは知らない。その彼女の初シリアスドラマと言う事で、期待した「ペット」は期待に違わず連載開始当初から異色を華っていた。頭の中を具体的に映像化し、サイキックなストーリーを展開する作品と言うのは今までにも有ったが、「ペット」の魅力はそのキャラクターの立ち方、及び縦横に繰り広げられる人間関係と、まかり間違うとソープドラマとも取られかねないそも愛憎劇に有った。そういった描写が現実へのリンクとしてきちんと存在していた事が魅力であったと思う。従って最終回ラストページでの現実への投げかけとも思える、イメージを持たないジンの記憶混乱(トラウマに対する記憶転換)はもっとページ数を割いてしっかりと描いて欲しかったし、この後の登場人物たちの動きももう少し先まで見てみたかった。残念。

ちなみに僕が一番気に入っていたキャラクターは桂木です。徹底的にイヤな人物のクセして、なぜか憎めない。おまけに色んなやつに記憶いじられまくりで本来の自分すら失って生きて行く。しかもそれが自分で選んだ道だったとは・・・。死に様も見事だった。合掌。(-人-)

余談になるが「ペット」関連でググっていたら、こんなサイトを見付けた。
#と言うより「小学館 ペット 三宅乱丈」で検索したら一発で出てきました。
管理人「ニキ リンコ」さんは自閉症(ただし社会生活は成り立っているレベル?)らしく、そちら*の側面からの「ペット」への感想、アプローチが興味深い。音楽の趣味が自分とかなりダブるのも興味深かった。
*この視点が一般的な健常者(と言う言い方がそもそもアレですが・・・)の物だと思うが、「このサイトを作った動機」にある、

でも、「実はものすごいことを考えているのかも」っていう空想は、相手を身近に感じていないからこそ成立するわけでしょ? 距離があるからこそ、神秘的にも見えるってもんです。

と言う一文にはドキリとさせられた。いや、確かに当たり前の事言ってるんですけど、「ペット」に魅力を感じてしまう自分に当てはめると忸怩たる思いにいささか背筋が寒くなる思いがしました。

その他の関連リンク 「DRAG ON QUSTION - 三宅乱丈インタビュー

Posted by at 03:08


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